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「ハッシュパピー」監督が語る、作品の舞台と震災後の日本との共通点

2013年4月12日 19:00

クワベンジャネ・ウォレスちゃんとの撮影風景「ハッシュパピー バスタブ島の少女」

クワベンジャネ・ウォレスちゃんとの撮影風景
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[映画.com ニュース]インディペンデント作品ながらも、サンダンス映画祭やカンヌ映画祭で絶賛され、第85回アカデミー賞では主演女優賞をはじめ主要4部門でノミネートを果たした「ハッシュパピー バスタブ島の少女」。作品の舞台となったルイジアナは2005年に襲来したハリケーン“カトリーナ”で壊滅的な被害を受けた地域でもあり、日本の震災被災地と共通する点も多い。「ハリケーンの後もその場所で生きている人の強さ、すべてを受け入れ生きる姿」に興味を持ったことが本作製作のきっかけだとベン・ザイトリン監督は明かす。

「バスタブ」と呼ばれる小さなコミュニティーで暮らす少女ハッシュパピーが、重病の父親と沈みゆく「バスタブ」を救うために奮闘する姿を描き出す。演技経験のなかった少女、クワベンジャネ・ウォレスを主役に据えて描きたかったのは「自分の生まれ育った土地を自然災害で失い、そして親を失う。そのなかでも生き延びていかなければならない。生き延びていくうえで、いかに勇気が必要なのか、精神的な力が必要なのか。少女の心の変遷とそう言った厳しい状況の中で逞しく生きていく過程」だという。

日本の震災被災地でも自分の町を離れない人が数多く存在することに触れ、「(違う場所に住む人は)『どこか他の土地に行けばいいのに』とみな思うんです。しかし自分の育ってきた土地だったり、周りの自然だったりというのが、自分の大切な一部なんです。どんな環境であれ、自分を育てた場所から離れたくない人々の思いが、大震災を経験した日本のみなさんには感じてもらえるのではないでしょうか」と語る。

「こういう社会の片鱗で過酷な環境のなかで生きていく人々、という現象は万国共通のテーマだと思います。ルイジアナや日本だけでなく、彼らが自分たちで育ってきた故郷や文化はもっとリスペクトされるべきだと思います。やがて消えていくであろう町に住む、ということがどういうことなのか、自分の文化や故郷を守るというのはどれだけ大変なことなのかということ、そして、過去に固執するよりも未来に向かって、“永遠なるものはない”という不確実な中で、いかに生きていくかということを描きたかったのです」と作品への熱い思いを語った。

ハッシュパピー バスタブ島の少女」は、4月20日から全国で公開。

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