豪華キャストで描く復しゅう劇「欲望のバージニア」6月公開決定
2013年2月28日 09:30
[映画.com ニュース] ジョン・ヒルコート監督がメガホンをとり、豪華キャストが競演した「LAWLESS(原題)」の邦題が「欲望のバージニア」に決まり、6月29日から公開されることになった。
禁酒法時代後期、ギャングや腐敗した警察がはびこる米バージニア州を舞台に、密造酒ビジネスで成功した3兄弟の実際にあった復しゅう劇を描く。シャイア・ラブーフとトム・ハーディが3兄弟の次男と三男を演じ、兄弟が思いを寄せる女性役にはミア・ワシコウスカとジェシカ・チャステイン。さらに、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアースが悪役を担当するなど、若手からベテランまでハリウッドの人気俳優たちが顔をそろえた。音楽と脚本を、ミュージシャンのニック・ケイブが担当している。
公開日の決定にあわせて発表されたポスターは、豪華な顔ぶれが堪能できる仕上がり。30年代の雰囲気を色濃く醸し出す衣装を着こなした俳優陣の中央で、たばこをくゆらすチャステインが存在感を放っている。
密造酒ビジネスが盛んなバージニア州フランクリンで名を馳せたボンデュラント3兄弟の次男フォレスト(ハーディ)は、シカゴから来た女性マギー(チャステイン)を家に迎え入れ、三男ジャック(ラブーフ)は牧師の娘バーサ(ワシコウスカ)を振り向かせようとしていた。その頃、新しく着任した特別補佐官レイクス(ピアース)に、高額の賄賂を要求される。腐敗した権力は、断固として拒否する兄弟を脅迫し、その矛先は兄弟の友人や、思いを寄せる女性たちにも向けられていく。
「欲望のバージニア」は、6月29日から丸の内TOEI、新宿バルト9ほか全国で順次公開。