AKIRA、佐藤浩市主演「草原の椅子」キーパーソン役で出演
2013年1月22日 10:00
[映画.com ニュース] 「EXILE」のAKIRAが、成島出監督が宮本輝氏の人気小説を映画化する「草原の椅子」のキーパーソン役で出演していることがわかった。AKIRAは、「この作品のキーになるシーンの出演だったので、いい意味でのプレッシャーがありました。今まで見てきたもの、感じてきたものを、26歳の役柄なりに感情表現するよう監督から言われていたので、一個人として得るものの多い一瞬一瞬を体験できた1シーンと思っています」と撮影を述懐した。
AKIRAが今作で演じるのは、カメラマンを目指し写真を撮り続けている青年・鍵山。かつてカメラコンテストで入賞し、その際に主人公・遠間憲太郎(佐藤浩市)からカメラを贈られたという背景をもつ。そして、鍵山の発表した写真集が物語の中でキーとなるシーンに登場し、遠間らがパキスタン・フンザへと旅に出るきっかけを与える重要なアイテムとなる。
劇中で鍵山が撮影したという設定の写真集が、このほど同作の公式サイト(www.sougennoisu.jp)にデジタル写真集として再現された。日本映画初の本格的な長期ロケが敢行されたフンザの人々、景色を眺めながら、登場人物たちが抱いた“世界最後の桃源郷”へと思いを馳せたい。
同作は、カメラメーカーの営業局次長として働く遠間と、取引先「カメラのトガシ」の社長・富樫重蔵(西村雅彦)の50歳を過ぎてからの友情を軸に描かれる。遠間が密かに思いを寄せる骨董店オーナー・篠原貴志子(吉瀬美智子)と、遠間の長女を介して知り合い面倒を見るようになった、母親に虐待されたため心に深い傷を負った4歳の少年・圭輔の4人は、偶然出合った写真に桃源郷を見出し、フンザへと旅立つ決意をする。
「草原の椅子」は、2月23日から全国で公開。