ギレルモ・デル・トロ監督「パンズ・ラビリンス」がミュージカル化

(C) 2006　ESTUDIOS　PICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJ

［映画.com ニュース］　ギレルモ・デル・トロ監督によるダークファンタジーで、アカデミー賞3部門を受賞した映画「パンズ・ラビリンス」（2006）がミュージカル化されることが明らかになった。

米Deadlineによれば、デル・トロ監督は4年前からひそかに同プロジェクトを進めていたといい、舞台版のプロデュースと台本（ジェレミー・アンガーと共同執筆）も手がける。

ミュージカルの作詞をブライアン・デ・パルマ監督のロックオペラ「ファントム・オブ・パラダイス」のポール・ウィリアムズ、作曲を「ブロークバック・マウンテン」と「バベル」で2度のアカデミー作曲賞を受賞したグスターボ・サンタオラヤが担当する。英ロンドンを拠点にするロバート・フォックスがプロデューサーを務め、初演の時期や場所などは現時点では未定。

「パンズ・ラビリンス」は、内戦下の1944年のスペインを舞台に、父親を亡くして過酷な日々を送る少女が、謎めいた迷宮に足を踏み入れていく姿を描いたダークファンタジー。第79回アカデミー賞で、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の3部門で受賞した、カルト的人気を誇る作品だ。