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隠されたフランス現代史の闇を暴く「裏切りの戦場」予告編が解禁

2012年10月8日 21:30

「裏切りの戦場 葬られた誓い」の一場面「裏切りの戦場 葬られた誓い」

「裏切りの戦場 葬られた誓い」の一場面
(c) 2011 Nord-Ouest Films - UGC Images -
Studio 37 - France 2 Cinema
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[映画.com ニュース] 政府が事実を隠匿したことでフランスの歴史の汚点とも言われる、1988年のウベア島虐殺事件を題材にした「裏切りの戦場 葬られた誓い」が11月24日に公開されることが決定し、予告編も解禁された。

1988年4月22日、フランス領ニューカレドニアのウベア島で、独立を求める先住民カナック族の過激派が、フランス国家憲兵隊隊員を殺害、誘拐した。数日後、フランス政府は武力行使によって事態を収拾したと発表。しかし、マスコミの追及や、過激派との交渉あたった隊員の手記によって、真実が明るみに出る。制圧されて無抵抗になった過激派のメンバーが暴行の末、射殺されていたのだ――。

過激派との交渉役に任命された、フランス国家憲兵治安部隊(GIGN)のフィリップ・ルゴルジュ大尉の手記「La Morale et l'action(モラルと行動)」をもとに、「クリムゾン・リバー」のマチュー・カソビッツが映画化。事件関係者の許可を得るために奔走し、入念なリサーチを重ね、10年の歳月をかけて完成させた。カソビッツが製作・脚本・監督・編集・主演を務めた、入魂の一作だ。今年、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で脚本賞にノミネートされている。

予告編は、独立を求める過激派の襲撃シーンで幕を開ける。ジャングルでのゲリラ戦が臨場感たっぷりに展開され、平和的な解決策を模索し葛藤する交渉役のルゴルジュ大尉の背後には、権力をめぐって対立する政治家の思惑がちらつく。最後は「この映画で描かれていることを、今もフランス政府は認めていない」という衝撃の文言で締めくくられる。歴史の闇と、ひとりの男の信念と正義に鋭く切り込んだ、濃厚な作品に期待が高まる。

裏切りの戦場 葬られた誓い」は、11月24日から全国で公開。

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