EPIXがアマゾンとストリーミング契約 ネットフリックスの株価はダウン
2012年9月7日 15:30
[映画.com ニュース] 定額制の動画ストリーミングに力を入れている米アマゾンが、米有料チャンネルのEpixと複数年のライセンス契約を結んだと、Deadlineが報じた。
Epixは、パラマウント・ピクチャーズ、MGM、ライオンズゲートの3社が2009年に立ち上げた有料チャンネルで、「アイアンマン」や「ハンガー・ゲーム」など3社が所有する豊富なコンテンツが魅力だ。これまでは動画ストリーミングで最大のシェアを誇るネットフリックスがEpixと独占契約を結び、新作映画に関してはEpixでプレミア放送された90日後にネットフリックスでストリーミング配信していた。
しかし、現行契約の満了にともない、Epixはアマゾンと契約を締結。独占契約ではないため、今後もネットフリックスでEpix作品を提供することはできるものの、追随するライバルに対し優位性を失うことになった。そのため、株価は10%ダウンしている。
一方、アマゾンはお急ぎ便が無料になるAmazonプライム会員(年会費79ドル)に対し、映画やテレビ番組などの再生を無制限に提供している。Epixの豊富なコンテンツが加わったため、ライブラリーはこれまでの2倍となる2万5000タイトルに一気に膨れあがっている。