米映画入場料が史上最高額に　アメリカでの劇場離れが進行

［映画.com ニュース］　アメリカの映画館入場料が史上最高額に達したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

映画興行主の業界団体National Association of Theatre Ownersの発表によれば、今年第2四半期の映画入場料の平均は8ドル12セントで、2011年第2四半期に記録した8ドル6セントを超えて、史上最高額を更新。8ドル12セントというと非常に安く感じられるが、これは子ども料金や通常料金より安く設定されマチネ料金などすべての入場料の平均金額だ。

「アベンジャーズ」や「メン・イン・ブラック3」「メリダとおそろしの森」など、プレミアム料金が追加された3D上映やIMAX上映が多かったことが、チケット代上昇の要因とみられる。ただし、チケット代は上昇したものの、映画の総興行収入は1.2％減の約28億ドルとなっている。アメリカでの映画館離れは緩やかながらも進行している。