米ロサンゼルスで今秋スタンリー・キューブリック回顧展開催へ
2012年7月27日 11:18
[映画.com ニュース] 1999年に死去したスタンリー・キューブリック監督の作品を振り返る回顧展が、今秋11月から米ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)で開催されることになった。
同展では、キューブリックが映画監督デビューする以前に在籍していた写真雑誌「ルック」用に撮影した写真から、数々の映画の脚本や製作時の写真、カメラ、衣装、小道具などが展示される。また、「アーリアン・ペーパーズ(The Aryan Papers)」と「ナポレオン」というふたつの未完の企画も何らかの形で紹介される予定だ。会期は11月1日~2013年6月30日。
ロサンゼルス・カウンティ美術館では近年、「アートと映画」というテーマに力を入れており、キューブリック展もその一環。10月27日には、キューブリックと米アーティストのエド・ルシェにオマージュを捧げる「Art + Filmガラ」も開催される。グッチ主催の同ガラでは、レオナルド・ディカプリオとエバ・チャウがホストを務め、スティーブン・スピルバーグ監督がキューブリックに捧げるスピーチを行うことになっている。
さらに現在、2016年の開館を目指し、ロサンゼルス・カウンティ美術館の隣に映画芸術の総合博物館を建設する計画も進行中だ。