イアン・フレミング伝記映画にダンカン・ジョーンズ監督

photo by Rodene Ronquillo

［映画.com ニュース］　ダンカン・ジョーンズ監督（「月に囚われた男」「ミッション：8ミニッツ」）が、「007」ジェームズ・ボンドの生みの親である英作家イアン・フレミングの伝記映画を手がけると、米ハリウッド・レポーターが報じた。

アンドリュー・ライセットの評伝「Ian Fleming: The Man Behind James Bond」を映画化するもの。フレミングは、1953年に「カジノ・ロワイヤル」で作家としてデビューする以前、第2次世界大戦中は英国諜報部員として活躍していたが、本作ではその時代を中心にアクションを交えて描くものと見られている。

ジョーンズ監督は「どこまでがフレミングで、どこからがボンドなのか。それを探ってみたい」と話している。イアン・フレミング財団も映画版のプロデューサーとして名を連ねる。K5 FilmとPalmStar Media Capitalほかの製作で、今年後半のクランクインを予定している。

なお09年には、レオナルド・ディカプリオがプロデュース・主演作としてフレミングの伝記映画を企画中と報じられたが、同プロジェクトの進捗状況は不明だ。