香川照之「ひみつのアッコちゃん」で“鏡の精”に
2012年4月12日 10:00
[映画.com ニュース] 俳優の香川照之が、赤塚不二夫さんの代表作を綾瀬はるか主演で実写化する「映画 ひみつのアッコちゃん」で、“鏡の精”を演じていることがわかった。さらに、谷原章介、吹石一恵、塚地武雅、大杉漣、もたいまさこ、鹿賀丈史ら豪華キャストが出演していることも併せて発表された。
香川扮する鏡の精は、アニメ版では女性(1作目は「鏡の精」、2、3作目は「鏡の女王」)の設定。しかし、赤塚さんが手がけた原作では“鏡の国のおじさん”として登場し、黒いスーツとサングラスという身なりだった。共通しているのは、大切にしていた鏡が割れて落ち込むアッコちゃんに魔法のコンパクトを贈る点だ。
1962年に少女漫画誌「りぼん」で連載が始まり、小学5年生のアッコちゃんが魔法のコンパクトを片手に「テクマクマヤコン……」と呪文を唱えると、希望通りの姿に変身するという設定が爆発的な人気を呼んだ。今作では、時代背景を現代に置き換えたオリジナルストーリーとして製作され、22歳の大学生に変身したアッコちゃんが化粧品会社に勤務するエリート社員・早瀬尚人(岡田将生)に淡い恋心を抱く姿などが描かれる。
今回発表されたキャスト陣の役どころも明らかに。谷原は尚人が勤務する化粧品会社の専務、吹石はアッコの恋のライバルとなる尚人の同僚、塚地はアッコと仲良しの守衛を演じる。もたいと鹿賀は、物語の重要なキーパーソンとして出演。また、10歳のアッコには、CMやドラマで活躍する人気子役の吉田里琴が抜てきされた。ほか、堀内敬子、肘井美佳、内田春菊、柿澤勇人が出演。
「映画 ひみつのアッコちゃん」は、9月1日から全国で公開。