次の“いきもの”は沖縄県民!? ゴリのリクエストに相葉、長澤ら爆笑
2012年2月4日 16:58
[映画.com ニュース] 日本に棲息するさまざまな動物たちを2年半にわたり撮影したネイチャー・ドキュメンタリー映画「日本列島 いきものたちの物語」が2月4日、全国276スクリーンで封切られ、ナビゲーターを務めた嵐の相葉雅紀、長澤まさみ、ガレッジセールのゴリ、黒木瞳と出田恵三監督が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶に立った。
屋久島での撮影に立ち会ったという相葉は、「印象的だったのは、シカの上にサルが乗るところやザトウクジラなどなど…。絵本でしか見たことのないような世界にたくさん胸を打たれ、シンプルだけれど力強く生きている姿は勉強になった」と感慨深げ。黒木も、まだ音声の入っていない映像を見た段階で「監督や撮影隊の方々の、ものすごく熱い思いを感じたので、温度差がないよう心を込めてナレーションをしました」と振り返った。
会場のスクリーンには、映画の公式ホームページで募集した「いきものイラストコンテスト」の大賞作を、同じく「いきものフォトコンテスト」の応募作約1万枚で作成したフォトモザイクアートを投影。その中の1枚、ホワイトタイガーの写真を撮影した長澤は、「凛(りん)として力強いたたずまいが美しすぎて見入っちゃいました。動物たちが一生懸命に生きる姿に勇気づけられ、どんなときも前向きに生きていこうという気持ちになりました」と笑顔で話した。
また、キャンペーン先で見た世界最大の海獣とされるマナティにも興味を抱いた様子の長澤。その話題を同行していたというゴリに振ったが、「僕はマサミーばかり見ていたので、マナティは覚えていません」というまさかの告白に、場内ともども大爆笑だ。
笑いを取れたことで調子づいたゴリは、「派手ではないけれど、自然の厳しさの中で親が子どもを育てて独り立ちさせる親子愛を描いている。皆さんも、その心の会話が見えたと思う。今まで以上に日本が好きになった。俺、格好いいこと言っているでしょ」と“舌好調”。さらに「次は(出身地の)沖縄県民という“いきもの”を監督に撮ってもらいたい」とリクエストし、相葉らの笑いも誘って満足げだった。
これに対し、出田監督は明言を避けたが「企画はずっと前からだが、撮影は東日本大震災をはさんでいます。震災後の映像もあるので、なお日本は美しい、素晴らしいということを海外の人にも見てもらいたい」と熱望。配給の東宝によれば、これから海外にセールスしていく予定で、日本での興行は観客動員100万人をひとつの指標として春休みまでのロングランを目指すという。