「宇宙刑事ギャバン」30年目の銀幕デビューにファン喝さい

［映画.com ニュース］　2大ヒーローが共演する人気シリーズの最新作「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」の完成披露試写会が1月13日、東京・新宿バルト9で行われ、宇宙刑事ギャバンを演じる往年のアクション俳優・大葉健二が、小澤亮太（ゴーカイレッド／キャプテン・マーベラス役）らゴーカイジャーの面々、宇宙警察総裁を演じる佐野史郎とともに舞台挨拶を行った。

1980年代に一大ブームを巻き起こした「宇宙刑事ギャバン」が、誕生30周年の節目を迎えた今年、「海賊戦隊ゴーカイジャー」と世代を越えたタッグを組み、満を持して銀幕デビュー。ゴーカイジャーの前に宇宙最強の刑事と呼ばれるギャバンが出現。海賊行為の汚名を着せてゴーカイジャーを逮捕し、宇宙警察に引き渡してしまう。しかし、それは宇宙警察の上層部とザンギャックの癒着を暴くための“陽動作戦”だった。

大葉は久しぶりの衣装合わせを「照れくさかった」と述懐。共演した若き戦隊ヒーローたちに「睡眠も取れないなか、命と愛を込めて演じている。人間が忘れちゃいけない思いをしっかりもっているし、格好いい」と太鼓判を押した。そして「どんなことでもいいから、心にひとつ大切なものをキープしてもらえれば。よろしく勇気！」と名セリフを決めると、ファンは拍手喝さいだった。

一方、小澤は「現場でお会いして、一瞬にして目が覚めた」と大先輩・大葉との共演に恐縮しきり。「刑事と海賊が力を合わせて、すごいことになっている。愛と気合をこめた作品なので、ぜひ楽しんで」とアピールしていた。舞台挨拶には山田裕貴、市道真央、清水一希、小池唯、池田純矢、細貝圭、中澤祥次郎監督が登壇した。

「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」は、2012年に1月21日に全国で公開。