深田恭子、不倫体験告白に「一生の秘密にして」と忠告

［映画.com ニュース］　女優の深田恭子が9月21日、東京・飯田橋の角川試写室で行われた「夜明けの街で」の男性限定特別写会イベントに登場した。イベント参加者から「不倫を体験したことがある」という衝撃告白が飛び出すと、本作や「セカンドバージン」（9月23日公開）で“不倫”に翻ろうされる役どころを演じた深田も、「男の人って怖い！」と驚きを隠せない様子。深田が演じた秋葉のような女性が現れたら不倫をしてしまうかも……という意見に「そう言われるとちょっとうれしくなっちゃう」と笑顔をのぞかせながら、「今日この場で話したことを一生の秘密にしてくださいね。不倫は映画の中だけで楽しんで」と会場の笑いを誘った。

家庭を持つ男性を誘惑するキャラクターに挑戦した深田は、「15年間大きな秘密をひとりで抱えてきた繊細で強い女性」と分析。しかし“不倫”というテーマが壁になったようで、「秋葉の不自由恋愛という部分に共感して演じなければいけない。不倫をする秋葉に感情移入して演じることが心苦しかった」と明かした。

しかし男性の率直な意見を目の当たりにし、“不倫”は「ふたりにとってはかけがいのない時間だから、まったく否定するわけではない。そういう人がいても仕方がないのかな」とポツリ。結婚で相手に求めるものは「誠実さ」という深田は、「世の中こういう男の人がたくさんいるんだなって。人生って難しい。どんな人と結婚したらいいんだろう」としみじみと語った。

ミステリー作家・東野圭吾がはじめて恋愛をテーマに執筆した同名小説を、「沈まぬ太陽」の若松節朗監督がメガホンをとり映画化。幸せな家庭に恵まれた男が、謎めいた魅力を放つ女との不倫の恋に溺れる姿を描く。深田をはじめ、秋葉にのめり込む男・渡部役の岸谷五朗、渡部の妻・有美子役の木村多江らが出演。

「夜明けの街で」は、10月8日から全国で公開。