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ホラー初挑戦の満島ひかり、天性の女優の意外な息抜きとは?

2011年9月14日 15:38

ホラーに初挑戦した満島ひかり「ラビット・ホラー3D」

ホラーに初挑戦した満島ひかり
写真:本城典子
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[映画.com ニュース] 今、最も注目される実力派若手女優の満島ひかりが、「呪怨」の清水崇監督の最新作「ラビット・ホラー3D」でホラー作品に初主演する。

ホラー嫌いを公言し、特に日本のホラー作品は「じめじめした湿気とか念が強い気がする」と苦手意識を持っていたという。それでも「小さいころから、ちょっと不思議な絵本や奇妙な物語はすごく好きだったんです。子どもっていろいろ想像するじゃないですか。後ろを向いたらすべてがなくなるかもとか、お父さんとお母さんは本当は怪獣かもしれないとか……そういう、空想が好きだったんです」と、多感だったという幼少期について明かす。

ラビット・ホラー3D」は、失声症のヒロイン・キリコの心優しい弟が、ある日ウサギをたたき殺して失そうする。キリコはひとりでその謎に立ち向かうが、思いもよらない場所から「恐怖の国」に迷い込んでしまう。ホラーではあるものの、登場人物の心の闇をおとぎ話のように幻想的に描いた物語に引かれ、出演を決めた。

今回、幼少期に大きなトラウマを抱え、言葉が出なくなってしまった女性を演じる。これまで、力のあるセリフで物語を引っ張っていくような作品にも数多く出演しているが、本作は全編を通してほとんどセリフはなく、恐怖、驚きや悲しみという感情を言葉を使わずに表現する。

「セリフがないことに対してはそれほど何も感じなくて、たとえあっても自分の言葉ではないから、ない役でもある役でも一緒なんです。ただ、言葉が話せないことによって、なんだか妙に落ち着いていたんです。自分の精神が安定して、耳とか嗅覚や視覚だとか他の感覚が長けてくるっていうのが、面白かったですね。とても冷静に演じていたと思います」

演技派女優として、高い評価を受ける満島。「こつこつとひとつのものを作っていくことが性に合っていて、脚本を渡されてからゆっくり考えたり、想像したり、自分なりの思想や哲学と役や作品を照らし合わせることができるのが、とてもおもしろい。いろんな役柄をやると、いろんなことを学べて、いろんな人と対峙(たいじ)して……瞬間で感じるものや出会いとか、本当にいいなあと思う」と女優業の醍醐味を感じている。

「たまに『満島は他の仕事できないね』って言われたりしますけど、私は全然そんなことないって思うんです(笑)」と語る、天性の女優の息抜きは意外にも「家事をしているとき」だという。

「とにかく上に行かなきゃ、上に行かなきゃってすごく力が入っていた」と独身時代を振り返り、「家族を持ったことや自分の兄弟が上京して近くに住むようになって、力がすごく抜けてきて。力を抜いたほうが、高く跳べるし、早く走れるし全然違います。柔軟に視野を広げていろいろ考えられるようになってきて、いろんな人を受け入れられるようになってよかったなと思います」と穏やかな笑顔で、自身の変化を明かした。

ラビット・ホラー3D」は9月17日公開。

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