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庵野秀明、実写初プロデュース「監督失格」の舞台裏語る

2011年6月26日 16:54

林由美香さんの思い出を語った庵野秀明「監督失格」

林由美香さんの思い出を語った庵野秀明
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[映画.com ニュース] 2005年に34歳という若さで急逝した女優・林由美香さんの代表作をオールナイト上映する「由美香night」が6月25日から26日にかけて、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、生前の林さんと親交があった庵野秀明(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ総監督)、井口昇(「ロボゲイシャ」「電人ザボーガー」)らが思い出話に花を咲かせた。

26日は林さんの七回忌となる命日。庵野は「すごくかわいらしく、魅力的な人。でも会うのは決まって飲み会で(笑)、僕は聞き役に回っていた」。林さんから“いぐちん”の愛称で呼ばれていたという井口は、「最後に会ったときもすごく酔っ払っていた。でも仕事の上では、サービス精神旺盛で常にプロフェッショナル」と述懐。また、マイナーな作品が上映される映画館で会うことも多かったと、林さんの映画マニアぶりを明かした。

庵野は、林さんの元恋人で代表作「由美香」(1997)を手がけた平野勝之監督の11年ぶりとなる新作「監督失格」で、初の実写映画プロデュース。「初めて『由美香』を見たとき、びっくり。平野さんの才能にはかなわないし、アニメでも超えることはできないと打ちのめされた」。それだけに林さんの死後、作品を発表できずにいた平野監督を「本当に何とかしなきゃ。このままではダメだから、とにかく作品を作らせようと後押しした」と舞台裏を語った。

同作は林さんと平野監督、ふたりの15年間におよぶ記録と、新撮した映像で構成されたドキュメンタリー。喪失と再生を切り取るヘビーな内容に「こちらも覚悟を決めた」といい、「これを乗り切った平野さんの次回作が今から楽しみ」とエールを送った。また、井口も「作品というよりも、生きざまそのもの。作り手の苦しみが描かれているが、同時に見終わった後にスーッと柔らかい気持ちになれた」と“天才”の復帰を手放しで喜んでいた。

「由美香night」では「由美香」をはじめ、いまおかしんじ監督の「たまもの」(2004)、カンヌ映画祭にも出品されたNHKハイビジョンドラマ「日曜日は終わらない」(1999)、「誕生日」(1993)が上映された。

監督失格」は、9月3日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで独占先行公開。

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