大東俊介「気持ち良さ感じた」声優初挑戦に手応え
2011年6月20日 13:34
[映画.com ニュース] 俳優の大東俊介が6月20日、「劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!」の公開アフレコを都内のスタジオで行った。大東は声優初挑戦で、「原作の大ファンなので、こんなに光栄なことはない。作品のもつエネルギーに引っ張られて、声優という仕事に気持ち良さを感じた」と手応え十分だった。
1999年から2008年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載され、テレビアニメやミュージカル、実写映画にもなった人気作で、アニメ版10周年を記念した劇場版。英ウィンブルドンで開催される世界ジュニア大会を舞台に、日本代表として出場する青学、氷帝、立海、四天宝寺のテニス部の面々に襲い掛かる陰謀を描く。大東はイギリスで主人公・リョーマの危機を救うナゾの中国人シウ役。また、早乙女太一が敵グループのリーダー役で、こちらも初の声優を務める。
大東は「アフレコしながら、『今、リョーマとしゃべっているんだな』と思うと感慨深かった。僕もリョーマと同じ左利きなので、子どものころ、よく真似をしていた」。ふだんの芝居と声優は「全然違う」といい、「キャラクターに魂を入れる作業は、いつも以上の集中力だった。それでも、今まで芝居でやってきた感情表現が役に立った」と述懐。「声優さんは尊敬しているし、僕自身、今後もやってみたい」と意欲を燃やし、「壮大なスケールの作品。映像の迫力もすごいし試合……、いやバトルのシーンは圧巻です」とアピールした。
メガホンをとる多田俊介監督は、「率直に驚いている。芝居のうまさはもちろん、声をあてるという特殊な作業をすぐに習得していた」と大東の声優ぶりに太鼓判。「今後、テレビやOVAにも出演してほしい」とエールを送った。
「劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!」は9月3日から全国で公開。