ピクサー新作「ブレイブ」について、ラセターが語る
2011年4月28日 17:02
[映画.com ニュース] ピクサー最新作「カーズ2」の全米公開を控えているジョン・ラセター監督が、2012年のピクサー作品「ブレイブ」についてIGNのインタビューに答えた。
「ブレイブ」は、「プリンス・オブ・エジプト」のブレンド・チャップマン監督のもと、ピクサー初の女性監督作品となる予定だった。しかし、製作上のトラブルからチャップマン監督が降板し、「Mr.インクレディブル」でストーリー部門のトップを務めたマーク・アンドリュースに交代した経緯がある。
いまだに全ぼうは明らかにされていないが、ラセター監督によれば「ブレイブ」の最大の特徴はピクサー映画で初めて女性が主人公である点だという。「ピクサーでは常に強い女性キャラクターを描くようにしてきたが、これまでの作品の主人公はすべて男性だった。どの作品でも女性キャラクターは常に重要な役割を果たしてきたけれど、ようやく女性が主役の映画を作ることができてとてもうれしいよ」
「トイ・ストーリー3」や「カーズ2」、そして2013年公開予定の「モンスターズ・ユニバーシティ」と最近のピクサー作品は続編が目立つが、「ブレイブ」は独創性にあふれたオリジナル作品だとラセター監督は胸を張る。
「これはピクサーにとっては初めての時代劇だ。中世のスコットランドを舞台にしており、この種の伝説や言い伝えに挑戦するのはとてもエキサイティングだ。その一方で、主人公の人物像や成長曲線、彼女の願望はとても現代的にしている。個性豊かな登場人物といままでどこでも見たことのないような映像があり、特にその独創的でゴージャスな映像はピクサー作品としても傑出しているから、みんなの反応がとても楽しみだよ」