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「愛しきソナ」ヤン・ヨンヒ監督、ランタンの灯りの中で舞台挨拶

2011年4月2日 14:31

涙ながらに日本へ思いをはせたヤン・ヨンヒ監督「愛しきソナ」

涙ながらに日本へ思いをはせたヤン・ヨンヒ監督
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[映画.com ニュース] ドキュメンタリー映画「愛しきソナ」が4月2日、公開初日を迎え、ヤン・ヨンヒ監督が「計画停電を明るく乗り切ろう!」というコンセプトのもと、東京・ポレポレ東中野で、ランタンと懐中電灯の灯りの中でトークショーを行なった。

1970年代の帰国事業で北朝鮮に渡った監督自身の3人の兄弟一家、特にめいのソナの姿を捉えたドキュメンタリー作品。電力事情の悪い北朝鮮では停電が常態化しており、映画の中でも突然停電が起きるが、ソナは「停電中のこの家は格好いい、栄えある停電であります!」とおどける。こうした内容にちなみ、今回の暗がりの中でのトークショーが開催されることになった。

ヨンヒ監督は「人工的な灯りの前では、目の前のものはよく見えても遠くのものや将来は見えにくくなる。いま、電気を消せるということがぜい沢ですが、節電を兼ねて暗やみを味わえたら」と挨拶。「東北の被災された人々と北朝鮮の人々を一緒にして考えるつもりはありませんが」と前置きしながらも、「被災された方々に義援金や支援物資を送る際に、30年にわたって平壌にいる兄たちに荷物を送り続けた母の姿が浮かび、母が生きてきた人生を感じました」と思いをはせた。

さらに、今回の震災が在日2世であるヨンヒ監督のアイデンティティに深く影響を与えたことを告白。「10代のころからずっと『ここは自分の居場所じゃない』と感じていました。でも震災が起きて、海外の友人から東京から避難するようにとメールが来たとき、迷いなく『ここにいたい』と思っている自分がいて驚きました。被災した日本ではなく、復興した日本を撮っていきたいという思いが浮かんできたんです。『家が見つかった』という思いです」と涙を流し、声を詰まらせながら明かした。

愛しきソナ」は同館で公開中、4月23日から全国で順次公開。

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