小西×真木×池脇、山田孝之めぐり“仁義なき戦い”
2011年2月11日 16:29
[映画.com ニュース] 女優の小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴が、山田孝之の主演映画「指輪をはめたい」に出演していることがわかった。3人は、山田扮する主人公の片山輝彦に三股をかけられてしまう役どころで、劇中では激しく殴り合う“仁義なき戦い”を繰り広げているという。
同作は、芥川賞作家・伊藤たかみの小説を岩田ユキ監督が映画化。ひょんな事故で記憶の一部を喪失した独身で29歳の主人公が、三股交際していた3人の恋人から同時に結婚を迫られ、誰に婚約指輪をわたすべきか悩む姿を描く。
小西は輝彦の会社の先輩で何事にも完ぺき主義なエリート女史・住友智恵、真木は営業先の風俗店で働く潮崎めぐみ、池脇は公園で人形劇屋台をする古風で控えめな鈴木和歌子を演じる。3人が鉢合わせになり殴り合うシーンは、劇中とはいえ修羅場そのもの。特に小西と真木のバトルでは、「とにかく本気でやって1回でOKもらいましょうね」と話してから本番に向かった。
“仁義なき戦い”を振り返る小西は、「お互いの爪(の長さ)を確認しあって撮影に臨みました。感情が乗ってくると表情も本気になるので、終わったときには『耳、大丈夫だった?』『赤くなっていない?』とケアし合いました。いい感じにやり合えたと思います」と自画自賛してみせた。
一方の真木も、「クランクインのときからずっと緊張していました。カメラが回ると気持ちも本気モードに入るので、リアルにやり合えて良かったです。『カット! OKです』の監督の声を聞いたときはホッとしました」と述懐。池脇は、「人をたたくシーンというのは、いつになってもとても怖くて緊張してしまいます。それでも和歌子なりに必死で暴れたので、おふたりに痛い思いをさせてしまったかもしれず、怒っていないか心配です(笑)」と話している。
「指輪をはめたい」は、2011年に全国で公開予定。