山田洋次監督、“少年時代の寅さん”テーマに初の小説執筆 : 映画ニュース

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山田洋次監督、“少年時代の寅さん”テーマに初の小説執筆

2011年1月5日 17:16

寅さんが帰ってくる!「男はつらいよ」

寅さんが帰ってくる!
(C)松竹
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[映画.com ニュース] 山田洋次監督が、故渥美清さんが主演を務めて国民的人気映画となった、「男はつらいよ」シリーズの主人公“寅さん”こと車寅次郎の少年時代をテーマに、初めて小説を執筆することになった。

小説のタイトルは「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」で、「山田洋次映画監督50周年」を記念した企画の第1弾「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」(講談社刊)に連載される。寅さんのひとり語りの文体になるそうで、故笠智衆さん演じる御前様が寅次郎の名付け親だったことなどが明かされるという。

山田監督は1月5日、女優の倍賞千恵子、同シリーズの大ファンだという落語家の立川志らくとともに、同DVDマガジンの創刊発表会見に出席。「脚本はずいぶん書いたけれど、小説とは違うジャンル。困ったし緊張もした」と苦笑い。それでも、「少年時代から16~17歳の思春期を描くけれど、家を飛び出して行方不明になった空白の20年間のことも時おり混ぜたいですね」と意欲を語った。

現在も構想を練っているそうで、「一体旅先でどんなことがあったんだろう。(倍賞演じる妹の)さくらに言えないようなみっともないことや悪いこともしたんじゃないか。そういう部分がちらっとでも見えたら」。子ども時代の寅さんについては、「当然、不良少年ですよ。手に負えない悪ガキ。渥美さんからご自身の少年時代の話をよく聞いているので、その話を盛り込みたい」と話した。


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(C)松竹
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同DVDマガジンは、全50巻だけに、小説が長編大作になる可能性も十分にある。「けっこう毛だらけ」の映画化については、「松竹では何年も前から企画はあがっているんです。敗戦から戦後復興期を経て、ひとりの少年が成長する姿を描くことは僕も面白いと思いますよ」と今後の展開に含みをもたせた。それでも、「寅次郎少年を誰にやらせるか。渥美さんを彷彿(ほうふつ)させるような愉快で滑稽な不良少年をどうやって見つければいいんだろう」と悩ましげだった。

1月6日にパートワーク(分冊形式の出版物)として発売される「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」では、小説「けっこう毛だらけ」のほかにも、全49作の復刻ポスターが毎号付録に。さらに、名優たちの魅力から鉄道ガイド、当時の撮影を支えたエキストラの企画など、充実した構成となっている。第2号以降は、隔週で火曜日に発売。

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