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“笑わない”井上真央主演「八日目の蝉」は4月29日公開に

2010年12月28日 07:02

劇中で涙を流す井上真央「八日目の蝉」

劇中で涙を流す井上真央
(C)2011「八日目の蝉」製作委員会
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[映画.com ニュース] 井上真央が主演を務める「八日目の蝉」の公開日が、2011年4月29日に決定した。角田光代の人気小説を成島出監督が映画化する同作で、井上は父親の不倫相手だった誘拐犯に育てられ、自らもまた不倫相手の子どもを妊娠してしまう難役に挑む。

井上は、永作博美扮する誘拐犯の希和子に育てられていた時代は薫、希和子の逮捕を経て本当の家族からは恵理菜と呼ばれるという役どころを演じる。これまで、映画やテレビドラマで見る者を幸せにしてくれる笑顔を弾けさせてきた井上だが、今作ではほとんど笑顔を見せない。

第2回中央公論文芸賞を受賞した原作は、2つのパートに大別される。前半パートは、子どもを持てなかった希和子が奪った乳児に愛情を注ぎ、警察に逮捕されるまでの4年間。そして、数奇な運命を背負った恵理菜が複雑な内面を抱えながらも、真実の愛とは、母性とは何かを模索しながら成長する姿に軸を置くのが後半パートだ。映画では、井上扮する恵理菜のパートが軸となり、受け入れざるをえなかった迷いや葛藤(かっとう)を丹念に拾い上げる。

劇中のメイン写真は、ぼう然とした面持ちで涙を浮かべる井上の姿が映し出され、問題作ともいえる今作を象徴するカットといえる。さらに、幼少期の薫(恵理菜)が希和子と逃亡中に写真館で記念撮影をする姿や、恵理菜が不倫相手の岸田(劇団ひとり)と対じする姿、幼少期を過ごした宗教施設で仲の良かった幼なじみ・千草(小池栄子)と自らのルーツをたどる旅に出かける姿などが初公開された。

乳児のときに誘拐されたため、自らの運命を否応なしに受け入れざるをえなかった恵理菜。そんな屈折した内面を抱えた少女を演じることは、井上にとって新境地といえるだけに、永作や小池、劇団ひとり風吹ジュンら豪華キャストとともに、どのような世界観の作品に仕上がるのかに大きな注目が集まる。

八日目の蝉」は、2011年4月29日から全国で公開。

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