山田洋次監督、新作は小津監督「東京物語」へのオマージュ : 映画ニュース

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山田洋次監督、新作は小津監督「東京物語」へのオマージュ

2010年12月13日 16:15

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第1巻「東京物語」(小学館)は書店にて発売中
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[映画.com ニュース] 山田洋次監督が、新作として小津安二郎監督の不朽の名作「東京物語」をモチーフとした「東京家族」を手がけることになった。山田監督にとって、2011年は「二階の他人」(61)で監督デビューしてから50年という節目の年。これまでに発表した82作品を一貫して配給してきた松竹は12月13日、「山田洋次監督50周年プロジェクト」の概要を東京・築地の同社で発表した。

同プロジェクトで、山田監督が2011年に映画と演劇、2本の新作に取り組むことが明らかになった。さらに、迫本淳一社長は同社が演劇、映画、ライツ、ビデオの各部門で連携し、組織的なプロジェクトとして盛り上げていくことを明言。その新作映画のモチーフとなるのが、山田監督の松竹大船撮影所の先輩に当たる小津監督の地位を不動のものとした「東京物語」(53)だ。

これまでにテレビドラマとして、たびたびリメイクされてきた。さらに、同作にオマージュを捧げた作品はビム・ベンダース監督作「東京画」、ジュゼッペ・トルナトーレ監督作「みんな元気」など、枚挙にいとまがない。山田監督は、「昔は何だか古臭くて面白く感じなかった。すごいと思ったのは、僕が『男はつらいよ』を撮り始めてから。見直してみたら実はすごいんだな……と思ってね。そして今回、小津さんの映画を下敷きにして新作をつくろうとしている。そういう風になって良かったと思っている」と感慨深げに話した。


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東京物語」は、主演の笠智衆ほか原節子東山千栄子山村聰香川京子、大阪志郎らが出演した。広島・尾道で暮らす老夫婦が、成長した子どもたちに会うために出かけた一世一代の東京旅行を通して、家族のきずなと喪失、夫婦と子ども、老いと死について問いかける傑作。ローポジションを多用し、カメラを固定して人物を撮る“小津調”で家族というもののありようを丹念に描いている。

今作の時代背景は現代となり、老いた老人と戦死した息子の嫁という設定に大きな変化が生じる。未亡人ではなく息子の恋人として登場し、「両親への思い、葛藤(かっとう)は『東京物語』にないシチュエーション」と説明する山田監督。創業115年の松竹で50年にわたって映画を撮り続けたことについて、「若いころ先輩にいわれた『いいか、映画を撮るとき、どんな世代でもいい。必ず家族の関係を仕掛けとして入れておけ。映画全体が落ち着くから』と言われたことが忘れられない」と振り返っていた。

また、演劇は東京・三越劇場で劇団新派公演として「東京物語」を手がけることも決定。今年1月には、小津監督の「麦秋」を山田監督の脚本・演出で舞台化されており、今回が第2弾となる。

注目のキャストは明らかにされず、映画「東京家族」は2011年4月にクランクインし、6月にクランクアップ。公開は2012年新春を予定。

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