エリザベス女王「ナルニア国物語」最新作3Dプレミアに参加
2010年12月2日 06:40
[映画.com ニュース] C・S・ルイスによる名作ファンタジー小説の映画化第3弾「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」の3Dワールドプレミアが11月30日(現地時間)、英ロンドンで行われ、英国王室のエリザベス女王とフィリップ殿下が出席した。
粉雪が舞うなか、レスタースクウェアにある広場には特別会場が設置され、マイケル・アプテッド監督をはじめ、主演のジョージ・ヘンリー、スキャンダー・ケインズ、ベン・バーンズらが登場。さらに、伝説の王アスランの声を担当したリーアム・ニーソンが姿を現すと、場内からは大きな歓声がおくられた。
そして、エリザベス女王はフィリップ殿下とともにロールスロイスで登場すると、場内のボルテージは最高潮にあがり、盛大な拍手が沸き起こった。詰め掛けたファンは、同作の世界観を体感できる3D版を満喫した様子で、上映中には涙ぐむ人の姿も見られたという。
ルーシー役のヘンリーは、「信じられない! こんなの初めてよ。本当に雪も降っていて」と興奮気味にまくしたてた。さらに、「映画は誰と一緒に見ても楽しめると思うわ。コメディもアクションも感動もあって、全部一緒に楽しめるの」とニッコリ。カスピアン王に扮したバーンズも、「すごく興奮するよ。王室に、雪に、炎に……。ファンタジーの魔法だね」とご機嫌だった。
同作は、作家C・S・ルイスの原作「朝びらき丸 東の海へ」を映画化。ペベンシー家の兄妹エドマンド(ケインズ)とルーシー(ヘンリー)が、ナルニアを救うため、新たな冒険を繰り広げる姿を描く。「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」(2005)、「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」(08)の全世界興行収入は計12億ドル。シリーズ初の3Dとなる第3弾は12月10日に全米公開を控えており、どこまで記録を伸ばすか注目を集める。
「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」は、2011年2月25日から全国で公開。