「シングルマン」トム・フォード監督次回作はコメディ

写真：Rex Features/アフロ

［映画.com ニュース］　製作・監督・脚本を手がけたデビュー作「シングルマン」で、才能を高く評価された世界的ファッションデザイナー、トム・フォードの次回監督作が、コメディになることが分かった。

フォードが米ヴォーグ誌のインタビューで明かしたもので、すでに脚本に着手しているという。詳細は明かしていないが、「『シングルマン』はカタルシスだった。あれは自己の苦悩が反映された映画だったが、もう次の作品の脚本を書いている。コメディだよ。今は楽しく、笑いたい気分なんだ」と話した。

「シングルマン」は、1964年に発表されたクリストファー・イシャーウッドの同名小説を原作に、長年のパートナーを亡くした50代でゲイのイギリス人大学教授の、愛と葛藤（かっとう）を描いた。主人公を演じたコリン・ファースは09年度ベネチア国際映画祭主演男優賞、英アカデミー賞主演男優賞を獲得している。