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「日本人のほうが理解してくれる」 フィンランド女流監督が語る

2010年11月4日 16:43

10代後半の多感な時期に日本に滞在「ブロークバック・マウンテン」

10代後半の多感な時期に日本に滞在
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[映画.com ニュース] フィンランドの監督による7作品を上映する「フィンランド映画祭2010」が、東京・恵比寿ガーデンシネマで開催されている。オープニング作品となった「ツイステッド・ルーツ」のサーラ・サーレラ監督が映画について語った。

同作は、フィンランド北部の冬の町を舞台に、さまざまな悩みを抱えるある一家を描く。遺伝性疾患の進行に悩む初老の男、弟の借金に悩む妻、家を出て友人と共同生活したいと思っている娘、まだ幼い中国人の養女。初老の男の病気を知って、先妻との間に生まれた息子が海外から帰国するが、父との間には今もしこりが残っている。

舞台はフィンランドだが、サーレラ監督が描こうとしたものは世界共通のものだ。「家族の間で受け継がれていくものについての物語。遺伝的なものもあれば、精神的なものもある。それを受け取るかどうかを、自分で選べない場合もある。この映画は、私自身の体験に基づいているとも言えるわ。私には遺伝的疾患はないけど、母親が交通事故で重傷を負って、それを看病するという体験をしたの。そのときに家族とは何だろうと考えたのよ」と語る。

そして、「この映画はフィンランド人よりも、日本人のほうが理解してくれるみたい(笑)。日本の人たちに感想を聞くと、映画の一家がお互いにぎこちないやり方だけど愛し合っていることを理解してくれているんだけど、フィンランドの観客たちには“なんでこの一家はこんなにバラバラなんだ?”って言われたの」

監督は日本とも縁がある。80年代後半、15歳のときに家族と一緒に来日し、日仏学院に3年間通ったという。「10代後半の多感な時期だったから、きっとものすごく大きな影響を受けていると思う。いつかその体験を元に、日本を舞台にした作品を撮れたらうれしいわ」

サーレラ監督が敬愛する映画監督はアン・リー。「とくに『ブロークバック・マウンテン』が素晴らしいと思う。私もああいう人間の感情を細やかに描く作品を撮っていきたいと思っているの」

フィンランド映画といえば、日本ではアキ&ミカ・カウリスマキ兄弟が有名だが、自国でも有名なのだろうか。「残念だけど有名じゃないわ。5年くらい前から、やっとフィンランドの人々にも名前が知られるようになったの。彼らが海外で評価されたから。でもその後も、彼らの映画がフィンランドで大ヒットしたことはないわ」

「ツイステッド・ルーツ」は11月4日にも上映あり。「フィンランド映画祭2010」は、東京で11月5日まで、各地で順次開催。

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