ホアキン・フェニックスの奇行映画、ベネチアで上映 : 映画ニュース

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ホアキン・フェニックスの奇行映画、ベネチアで上映

2010年9月9日 16:08

歯切れが悪かったケイシー・アフレック監督「冷たい熱帯魚」

歯切れが悪かったケイシー・アフレック監督
写真:ロイター/アフロ
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[映画.com ニュース] 第67回ベネチア国際映画祭も半ばを超えた9月6日、俳優ケーシー・アフレックが監督を務めたホアキン・フェニックス主演の話題作「アイム・スティル・ヒア(原題)」が招待作として上映された。

俳優引退を宣言をして周囲を驚かせたフェニックスが、パパラッチから逃れて引きこもり生活を送りながら、一方でラッパーに転身しようと奮闘する姿を、ドキュメンタリースタイルで追ったもの。ドラッグをやったり、才能のないラッパーぶりを披露して観客に揶揄(やゆ)される描写があまりにリアルで物議を醸した。期待されたフェニックスの記者会見の登場はなく、監督の説明もいまいち歯切れが悪かっただけに、製作の経緯や現在のフェニックスの状況に対しては謎が残った。

8日にはケーシーの兄、ベン・アフレックの監督・主演作「ザ・タウン(原題)」も招待上映され、今年は兄弟そろってベネチア映画祭に出席となった。同作は世界でもっとも銀行強盗が多いとされるボストンの一角を舞台に、強盗団のリーダーが、仲間への絆と恋人のために足を洗って堅気の生活に戻りたいという思いのあいだで揺れ動く様子を、アクションも盛り込みながら描く。現地では正式上映のチケットがソールドアウトになる人気ぶりだった。

一方、オリゾンティ部門で話題を呼んだのが、園子温監督の「冷たい熱帯魚」。オリゾンティと言えば通常アートフィルムや実験映画スタイルのものが多いが、園監督は日本で起こった実際の殺人事件をもとにしたハードで暴力的な内容とスプラッター描写で、観客の度肝を抜いた。過激な作品ながら途中退場者もほとんどなく、上映後はスタンディング・オベーションに。また、監督の名前が呼ばれると場内に歓声が起きるなど、園子温の名前が世界のハードコアオタクの心をがっちりとつかんでいる様子が伺えた。(佐藤久理子)

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