「鉄男」を撮影したスタジオは、“鉄”の街・川口にあった!
2010年8月6日 11:31
[映画.com ニュース] 塚本晋也監督作「鉄男 THE BULLET MAN」のDVD&ブルーレイの発売を記念し8月5日、「鉄男スタジオツアー」が行われた。同ツアーには塚本監督、主演のエリック・ボシック、桃生亜希子がツアーホストとして参加し、DVDの詳細を明らかにした。
鉄男スタジオは、鉄の街として知られる埼玉・川口の印刷工場跡地に作られたが、撮影当時は報道陣が現場に足を踏み入れることはできず、この日が初お披露目。エリックが「台本を読んだときにイメージした場所よりも狭くてびっくりした」と驚くほどの小さな建物だ。塚本監督は、その理由を「狭くて色々な要素が入っている場所が僕は好きなんです。この映画のコンセプトは“東京の狭さ”だったので、狭さを強調する必要があった」と振り返る。
塚本監督作としては初のブルーレイ化となり、本編と同じ尺となる71分の映像特典と劇場では公開されることのなかった幻の別エンディングテーマが収録される予定。「ありきたりなメイキング映像にはしたくなかった」という塚本監督は、「メイキングや絵コンテを本編にシンクロさせているんですが、そのシンクロ感が迫力あって面白い」と自信をのぞかせた。
また、リリースに合わせて11月上旬には「立川シネマシティ」で“鉄男”全3作の一挙上映を行う。さらに、CD「鉄男 コンプリート ボックス」、鉄男全3作シナリオ本「鉄男全集」のリリースが決定したほか、コミック化も予定している。
同スタジオには、撮影で使用したマスクなどの衣装類も保存されており、DVD購入者のなかからエリックが実際に身に付けた頭、胴、手のパーツをプレゼントするキャンペーンも企画中だという。これには、エリックは「僕もマスク欲しかったのに……」と嘆き節だった。
DVD&ブルーレイは、11月4日に発売。