塚本晋也監督、新旧“鉄男”の舌戦に板挟み : 映画ニュース

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塚本晋也監督、新旧“鉄男”の舌戦に板挟み

2010年5月10日 05:30

何とも濃密なトークショーを展開「鉄男」

何とも濃密なトークショーを展開
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[映画.com ニュース] 塚本晋也監督の最新作「鉄男THE BULLET MAN」の公開を記念し、これまでの塚本監督作全14作品を一挙上映する「塚本晋也大図鑑」が5月8日、東京・シアターN渋谷で行われ、塚本監督と俳優の田口トモロヲエリック・ボシックがトークショーに出席した。

鉄男THE BULLET MAN」は、肉体を浸食する金属との闘いを描いた「鉄男」(1989)、「鉄男II」(93)の21世紀版、アメリカ版と言える挑戦的作品。過去2作で田口が演じた鉄男は、アメリカ人俳優のボシックが引き継いでいる。

この日、初対面となる新旧の鉄男を前に、塚本監督は「感慨深いですね」と感慨無量。2人の俳優の共通点について、「最初に田口さんと会ったときは、アングラの演劇をしながらパンクバンドをやってエロ漫画も書いていたけれど、芝居の基本を持っている。エリックも大学でメソッド演技を、日本で暗黒舞踏を学んでいるので演技の幅がある。2人とも真面目なのにブッ飛べる役者なんですよ」と説明した。

同作に欠かせない特殊メイクについて、田口が「僕の時代は特殊メイクではなくて、両面テープに(本物の)金属を付けて撮影したんですよ」と暴露。塚本監督も、「燃えないゴミの日にテレビを拾ってきて分解し、田口さんの肌に両面テープで鉄を付けていました。特殊メイクでもなんでもないですね(笑)」と驚きの撮影秘話を明かし、ファンを沸かせていた。

一方、エリックは「僕の方が大変だったと思う。過去2作はフィルム撮影で、値段が高いからほとんど1テイクのはず。今回はデジタル撮影だから3~4時間かけて1テイクを撮ったんです!」と反撃。田口も、「その分、撮影前の準備に時間がかかったんです!」と負けていない。新旧の鉄男に挟まれた塚本監督は、「1作目は予算がなくて、本当に1テイクしか撮らなかった。でも、だからこそ気合いが入って濃い芝居になっている」とフォローしていた。また、「初代のハンコを押してもらわないと完成しない気がする」という塚本監督のラブコールを受け、田口は最新作に1シーンだけ出演している。

鉄男 THE BULLET MAN」はアスミック・エース配給で、5月22日から全国で公開。

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