ウッディ・アレンが描く、話術の天才による究極の悲劇 : 映画ニュース

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ウッディ・アレンが描く、話術の天才による究極の悲劇

2010年3月19日 19:18

最新作はニューヨークが 舞台のコメディ「Whatever Works」「マッチポイント」

最新作はニューヨークが
舞台のコメディ「Whatever Works」
(C)GION
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[映画.com ニュース] 2005年からニューヨークを離れ、ヨーロッパを拠点に映画製作をしてきたウッディ・アレン監督の「ウディ・アレンの夢と犯罪」が3月20日から公開される。「マッチポイント」「タロットカード殺人事件」に続く、アレン監督のロンドン3部作最終章となる同作は、ロンドン南部に住む労働者階級の兄弟がささやかな野心を抱いたことからモラルを踏み外し、どつぼにはまっていく姿を描いた不条理劇だ。

「2人の兄弟というアイデアが私を魅了しました。なぜなら家族のきずなはとても重要な依存関係を作り出すからです。彼らは好意的で優しい青年ですが、ふだんから家族内で尊敬を集め羽振りのいい伯父に依存していたため、ひどく大変な手助けを要求されたときに当然のごとく悲劇が起こってしまうのです」

コメディアンとして世に出て、映画作家としても多くの傑作コメディを世に送り出してきたアレン監督だが、最初に興味を持ったのは意外にも同作のような悲劇だったという。

「私はいまでもギリシャ悲劇の大ファンだし、物語や登場人物の悲劇的な次元について取り組むのが好きなんです。とくにイングマール・ベルイマンテネシー・ウィリアムズアーサー・ミラーの作品が好きで、若いころはコメディのことはあまり考えていませんでした。毎年、私は1本の映画を作りますが、それはコメディかもしれないし殺人の悲劇かもしれません。私はひたすら滑稽(こっけい)でもなく、まったく悲劇的でもなく、ただ単に現実的なのだと思います」

兄弟を演じたユアン・マクレガーコリン・ファレルをはじめ、多くのハリウッドスターが出演を熱望するアレン作品。アレン監督は、「映画作りで重要なのは脚本と俳優」とキャスティングの重要さを認識しているが、自らの監督としての人気についてはいたって冷静だ。

「彼らはほかに出演すべき作品がなければ“私の作品に出演する”と言いますが、実際は製作費の高い作品と私の作品をはかりにかけていて、何1000万ドルの方を選んでいるのです。私は彼らに労働組合の決めた最低賃金しか払いませんが、撮影には彼らの時間をあまり取らず、その名に値する役を与えています。『マッチポイント』の成功のおかげで、スカーレット・ヨハンソンはハリウッドのスタジオに3倍のギャラを要求できるようになったそうですが、私は彼女に歩合を要求したほうがいいかもしれませんね!」

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