マット・デイモン&ベン・アフレック、妻交換のスキャンダルを映画化
2010年2月22日 12:02
[映画.com ニュース] 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(97)でアカデミー脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックの幼なじみコンビが、米野球界を襲ったセックススキャンダルを題材にした新作映画で再びタッグを組むことになりそうだ。
ワーナー・ブラザースが手がける「ザ・トレード(原題)」で、70年代にニューヨーク・ヤンキースのフリッツ・ピーターソン投手とマイク・ケキッチ投手が妻(および子どもたち)を交換したことを告白、全米に大論争を巻き起こした事件を映画化するもの。アフレックが監督とピーターソン役での主演を兼ね、デイモンもケキッチ役で出演する見込みだ。
こうしたワイフ・スワッピングは当時のアメリカでは一種の流行でもあった。ちなみに、ピーターソンと、ケキッチの妻だったスザンヌは今でもカップルとして一緒に暮らしているという。もう一方の交換夫婦、ケキッチとピーターソンの妻だったマリリンは破局した。
デイモンとアフレックはかなり前からこの企画をあたためていたようだが、脚本が完成したことでにわかに動き出した模様。すでに数年前には、TVシリーズ「となりのサインフェルド」のライターとして知られるデイブ・マンデルが脚本を書くことで合意していたが、その後マンデルが売れっ子になったために、安いギャラで契約した同作の脚本は後回しにされ、最近になってようやく完成したらしい。それでも待つ価値はあったようで、同脚本は、ハリウッドのスタジオ重役、エージェント、マネージャーらの人気投票をもとに、まだ製作されていない優秀脚本をランキングする通称「ザ・ブラックリスト」09年版の第35位に選ばれている。