「エイリアン」「トータル・リコール」の脚本家ダン・オバノン死去
2009年12月21日 12:00
[映画.com ニュース] SF映画やホラー映画に偉大な足跡を残した映画監督・脚本家のダン・オバノンさんが炎症性腸疾患クローン病のため、ロサンゼルス郊外の病院で12月17日に死去した。63歳だった。
オバノンさんは米ミズーリ州生まれ。南カリフォルニア大学(USC)映画学科で映画を学び、同級生ジョン・カーペンター監督による短編映画「ダーク・スター」、さらに74年に同監督による長編リメイク版でも脚本・特殊効果スーパーバイザー・プロダクションデザインを担当した。
77年にはジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」に特殊効果マンとして参加。アレハンドロ・ホドロフスキー監督により特殊効果の才能を買われ、「デューン/砂の惑星」の準備をフランス・パリで半年間行ったが、製作が中止されてハリウッドへ戻ると、リドリー・スコット監督の「エイリアン」(79)の原案・脚本を担当した。
85年の「バタリアン」で監督デビュー。「スペースインベーダー」(86)、「トータル・リコール」(90)、「スクリーマーズ」(96)の脚本も担当した。