ベルギーで大ヒット「ロフト.」の出演女優が来日!
2009年11月20日 11:34
[映画.com ニュース] ベルギー産サスペンス「ロフト.」の試写会が11月19日、東京・渋谷のシネマ・アンジェリカで行われ、出演女優のベールレ・バーテンスが舞台挨拶に立った。
「ロフト.」は、5人の男たちが情事の場として共有するロフトルームで、手錠をかけられた女性の死体が発見されたことをきっかけに、秘密が次々と暴かれていく密室サスペンス。バーテンスは男たちを翻弄するナゾ多き女性アンを演じた。
現在開催中の大阪ヨーロッパ映画祭のオープニング作品でもある同作。17日に来日したバーテンスは、過密スケジュールのせいで疲れ気味の様子だったが、笑みを浮かべながら「こんばんは、皆さん」と日本語で挨拶し、観客を沸かせた。
先の読めない展開が描かれた脚本について、「オランダ語で書かれた脚本で、今まで読んだ中ではずば抜けて素晴らしい」と称賛。印象に残っている場面にベッドシーンを挙げ、「不自然にならないよう、立ち上がる時シーツで体を隠すなと指示されたのですが、私よりも共演した男優の方がナーバスになっていて……。常に私の体を隠そうとしていました」と刺激的なエピソードを明かした。
ベルギーでは10人に1人が劇場に足を運ぶほどの大ヒットを記録。しかし、バーテンスは公開時に臨月だったため、熱狂ぶりを味わうことはなかったという。「足はむくむし体は疲れるし、観客の反応を聞くどころではなかったのです」と口惜しそうにしていた。
「ロフト.」は、11月20日から公開。