バレリーナ役の黒木メイサ、桃井かおりに「踊れんのか?」と脅され…
2009年2月3日 12:00
[映画.com ニュース] 黒木メイサが天才バレリーナに扮する主演映画「昴 スバル」(リー・チーガイ監督)の完成報告会見が、2月2日、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われ、黒木と共演の桃井かおり、製作のビル・コンが出席した。
曽田正人の同名人気コミックを映画化した「昴」は、黒木が扮する主人公のバレリーナ・宮本すばるの苦悩と成長を描く物語で、桃井はその師匠役で出演。バレエ未経験で、猛特訓を積んで役に挑んだという黒木は、「常にプレッシャーや不安はあった」と話し、英国ロイヤルバレエアカデミーに留学経験のある桃井からは、「『踊れんのか?』と軽く脅しを受けていました(笑)」とも明かした。
これについて桃井は、「彼女の努力がすごいので、バレエの先生たちはつい許しちゃうけど、天才バレリーナ役なんだから(踊れないと)やばいじゃないですか。その立ち方はないだろうとか、いっぱい言いました」と話し、かなりスパルタな師弟関係が結ばれた様子。
とはいえ、そんな桃井も黒木がまだ20歳だと知って、「そんなに若いんだ! 私も19歳でデビューして、見事に大役こなしていましたけど(笑)。彼女はすごく性格がいい。芝居からこの世界に入っているので、苦労するのが当たり前だと分かっている。愚痴ったらしめてやるけど、愚痴らない。若い頃の私より数段人間ができています」と歯に衣着せぬ桃井節を交えながら、大役を務めた黒木を褒め称えた。
「昴 スバル」は3月20日全国公開。