名優・緒形拳の珠玉の名作が、新宿ピカデリーで特集上映
2008年11月5日 12:00
[映画.com ニュース] 10月5日に肝臓ガンにより惜しくも急逝した緒形拳さんの遺作ドラマ「風のガーデン」(倉本聰脚本、10月9日スタート、フジテレビ系列にて毎週木曜日夜10時放送)は第4話まで放送され、20%近い高視聴率をキープしている。完成を見届ける形で亡くなった緒形さんは、中井貴一演じる余命わずかな主人公の医師と絶縁状態にある北海道に暮らす医師の父親を演じており、今後どのような父と息子の心の交流が描かれるか見逃せないところだ。
そうした枯淡の演技もさることながら、名優・緒形拳の代名詞といえば、やはり円熟期の鬼気迫る演技。このほど、東京・新宿のシネコン、新宿ピカデリーが「追悼 緒形拳 珠玉の名作特集上映」と銘打った特集上映を、11月8日~12月5日に行うことになった。彼の映画史に残る主演作4本(松竹作品)が週替わりで上映される(午前・午後1回ずつ1日2回上映)。
「追悼 緒形拳 珠玉の名作特集上映」
▼11月8日~14日
「必殺仕掛人 梅安蟻地獄」(73年、監督/渡辺祐介、共演/林与一、津坂邦章、松尾嘉代)
▼11月15日~21日
「鬼畜」(78年、監督/野村芳太郎、共演/岩下志麻)
▼11月22日~28日
「復讐するは我にあり」(79年、監督/今村昌平、共演/三國連太郎、小川真由美、倍賞美津子)
▼11月29日~12月5日
「魚影の群れ」(83年、監督/相米慎二、共演/夏目雅子、佐藤浩市)
※全席指定席、料金は1000円均一