クリストファー・ノーラン監督が「ダークナイト」続編と契約?
2008年10月6日 12:00
[映画.com ニュース] クリストファー・ノーラン監督がバットマンシリーズ「ダークナイト」続編と契約か? という話題が先週末、インターネットの映画サイトで沸騰した。
そのネタ元は、「プロダクション・ウィークリー」という映画製作情報を羅列した業界週刊誌(10月9日号)で、「Batman 3」というタイトルで「ダークナイト」続編が「09年2月の撮影に向けプリプロダクション開始」と紹介され、しかも監督欄に「クリストファー・ノーラン」の名前が記載されていたからだ。
製作するワーナー・ブラザースはその情報を一切公表しておらず、この噂も公式に否定しているが、ロケ地に予定されている米イリノイ州シカゴの映画クルーが09年2月からの撮影スケジュールを押さえてしまったことにより、その業界誌に掲載されたという。
同誌は、購読者である映画関係者からの購読料のみを収入源とし、映画スタジオや製作プロダクションからの情報だけを頼りに、“プロダクション中”または“プリプロダクション中”という映画製作リストを作成するメディアであって、飛ばし記事を書かない性格上、映画サイトの大半は同誌リストの信憑性を尊重し、ノーラン監督が水面下でワーナーと契約したに違いないと結論づけているわけだ。
もちろん、ノーラン監督はその続編についてノーコメントを貫き通しているが、もしも水面下で契約したのなら、近くワーナーから正式発表が行われるのは必至となる。また、ワーナーは2011年の公開を目指すとかねてより公表しており、来年2月の撮影スタートは至極妥当なスケジュールでもある。
悪役として、ジョニー・デップの“リドラー”、フィリップ・シーモア・ホフマンの“ペンギン”といった名前が挙っているものの、デップの方は同時期に撮影される「パイレーツ・オブ・カリビアン4」(ジャック・スパロウ役)や西部劇「ローン・レンジャー」(トント役)への出演が決まっており、これで噂の実現は限りなくゼロに近くなったようだ。