ミュージカル「マンマ・ミーア!」、全米で“カラオケ版”上映!
2008年8月22日 12:00
[映画.com ニュース] 世界的ポップグループABBAのヒットチューンを満載したジュークボックス・ミュージカル「マンマ・ミーア!」(09年正月第2弾公開)。バットマン最新作「ダークナイト」と同じ7月18日に全米で封切られながらも、ジョーカー旋風などどこ吹く風とばかりに、ミュージカル映画史上歴代第3位(全米興収約1億2000万ドル)のスマッシュヒットを記録した同作だが、英国でABBAのベスト盤がアルバムチャートでおよそ30年ぶりに第1位になるなど、日本を除く世界中でABBAの人気を再燃させている。
米ユニバーサルはさらなる大ヒットを目指し、ABBAファンやミュージカルファンのリピーターを取り込むべく、8月29日から全米の一部映画館で上映されるプリントを変更し、歌の歌詞を字幕で表示する“カラオケ・バージョン”にすると発表した。つまり、メリル・ストリープが歌う「ダンシング・クィーン」などのミュージカル場面で、観客はテロップに合わせて思う存分に大合唱でき、映画との一体感を楽しめることができるというわけだ。
日本での配給元・東宝東和は、このバージョンを上映するかどうかまだ公表していないが、ぜひとも採用してほしい妙案である。
なお、「マンマ・ミーア!」は、エーゲ海に浮かぶ小島でプチホテルを経営し、シングルマザーとして娘を育ててきた母ドナ(メリル・ストリープ)と、恋人スカイとの結婚式を控えた20歳の娘ソフィの物語。その結婚式にあたり、父親を知らないソフィが3人の母親の元恋人を結婚式に招待して……という大騒動をコミカルに描く。