“ブサメン”歌手ポール・ポッツの伝記映画、題名は「ワン・チャンス」
2008年6月26日 12:00
[映画.com ニュース] 米FOX「アメリカン・アイドル」の辛口審査員で知られる音楽プロデューサー、サイモン・コーウェルがプロデュースする、英国のオペラ歌手ポール・ポッツの伝記映画のタイトルが、彼のデビューアルバムと同じ、「ワン・チャンス」に決定したと、米ハリウッド・レポーター誌が伝えた。
ポッツは、アマチュアのオペラ歌手で、36歳まで携帯電話のセールスマンをしていたが、07年、英ITVのタレントオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に応募して出場すると見事に優勝。イケメンならぬブサメンな容姿ながら、聴く者の心を振るわせる歌声はYouTubeなどで動画配信され、世界中にセンセーションを巻き起こした。そして同年9月にデビューアルバム「ワン・チャンス」をリリースし、大規模な世界ツアーを行うまでになった、文字通り“ワン・チャンス”をものにしたオペラ歌手だ。
パラマウント・ピクチャーズで製作される同作の物語を執筆中の、「最高の人生の見つけ方」の脚本家ジャスティン・ザッカムは、「これぞ究極の負け犬の物語だ。彼の全人生は打ちのめされ、イジメられ、嘲笑されてばかりだったが、彼は昔から愛していたオペラに立ち返って、 コンペティションに優勝する」と語っている。彼の歌声同様に、感動作になりそうな同作のポッツ役は、プロ・アマを問わず、オーディションで決められるという。