「JUNO」脚本家ディアブロ・コーディ、初日の誕生日サプライズに大感激
2008年6月16日 12:00
[映画.com ニュース] 第80回アカデミー脚本賞を受賞した青春コメディ「JUNO/ジュノ」が6月14日、東京・日比谷のシャンテシネで公開初日を迎え、来日中の脚本家ディアブロ・コーディとジェイソン・ライトマン監督、製作総指揮のダニエル・ダビッキが初日舞台挨拶を行った。
本作は、興味本位のたった1回のセックスで妊娠してしまった16歳の女子高校生ジュノ(エレン・ペイジ)が、生まれてくる子供の里親を希望するカップルと自ら契約を結び、親友や両親に支えられながら初めての出産に臨むというもの。大人顔負けの利発な少女が、頼りない里親カップルを逆に引っ張っていく姿をユーモアたっぷりに描き、興行収入1億ドルを軽く突破した北米はもとより、世界各国で大ヒットした。
Tシャツにジーンズというカジュアルな格好で、袖からバラとビキニ美女のタトゥを覗かせたコーディは「まさか日本で公開されるとは思わなかったので驚いた。とても興奮して、ワクワクしています」と満面に笑みをたたえた。ライトマン監督も「皆さんが朝8時に起きてこの映画を見に来てくれたなんて、僕はディアブロ以上に喜んでいるよ」とコメントし、会場の笑いを誘った。
この日は、元ストリッパーという異色の経歴を持ち、脚本家デビュー作でオスカーを獲得したコーディの30歳の誕生日。客席の全員が「ハッピー・バースデー」を歌い、監督から花束が贈られるサプライズに、彼女は大感激。「アリガトウ」と日本語で感謝を述べると、「こんなにたくさんの人が(私のために)歌ってくれたのは初めて。また必ず日本に来るわ」と再来日を約束した。