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女優サラ・ポーリーが老夫婦の愛を深く描く!「アウェイ・フロム・ハー」

2008年5月30日 12:00

脚本家としての評価もアップ「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」

脚本家としての評価もアップ
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[映画.com ニュース] 「スウィート・ヒアアフター」「死ぬまでにしたい10のこと」のカナダ出身の若手女優サラ・ポーリーが、長編初監督を務めた人間ドラマ「アウェイ・フロム・ハー君を想う」が間もなく公開を迎える。PRで来日したポーリーにインタビューを行った。

映画は、アリス・マンローの短編小説「クマが山を越えてやってきた」をポーリー自ら脚色したもので、44年間連れ添った老夫婦が妻のアルツハイマー病発症をきっかけに、その関係に変化が生じていくさまを描く。夫グラント(ゴードン・ピンセント)との記憶すら失っていく妻フィオナを演じたジュリー・クリスティが、アカデミー主演女優賞候補になるなど数々の映画賞に輝いたのは記憶に新しい。

原作に出会った当時21歳だったというポーリーが、結婚生活44年の熟年夫婦の物語を描こうと思ったのはなぜなのか。「映画で描かれる愛は、出会いや始まりを扱うものが多いけど、それはすごく描きやすい愛だと思うの。でも何十年も一緒に連れ添っているこの夫婦は、出会った頃に抱いていたお互いへの甘い幻想はなく、裏切りもあったかも知れない。それでも2人の間には目に見えない絆があるのよ。そういう愛を描くのはとても有意義だと感じたわ。特に自分が若かっただけに、より興味をそそられたのね」

とはいえ、20代のポーリーが老年の登場人物たちの心理を描くのは簡単なことではなかったはず。「実は、撮影前にジュリーら出演者1人1人と脚本をベースにリハーサルをしたの。その中でそれぞれの俳優が持つ洞察力や考察力を参考にして、改めて脚本を書き直して撮影台本を完成させたのよ。やはり20代の身としては、年配の方がオープンに語ることを聞く機会なんてあまりなかったから、60~70代になって初めて浮かび上がる疑問などを知ることができる“小窓”が与えられた気分だった。すごく贅沢な体験だったわ」

本作が高く評価されたことにより“監督サラ・ポーリー”の注目度も上がったが、今後は俳優と監督どちらに重きを置くつもりなのだろうか? 「監督としてはスタートしたばかりだからとてもスリリング。でも映画を撮るのはすごく時間がかかるから、より多くの時間を取られてしまうかも知れないわね。できるだけ俳優業とバランスよくやっていきたいわ。去年は俳優として3本の映画に参加したし、そろそろ1年ぐらい脚本を書く時間を設けたいと思ってるところよ」

アウェイ・フロム・ハー君を想う」は5月31日ロードショー。

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