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時間を止めて、美女を脱がせるショーン・エリス監督

2008年1月25日 12:00

「女性が好きなんだ」と語るエリス監督「フローズン・タイム」

「女性が好きなんだ」と語るエリス監督
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[映画.com ニュース] 英国の名だたるファッション誌i-DやTHE FACEやVISIONAIREなどで、ポップで先鋭的な世界観を写真の世界で描き出してきた写真家ショーン・エリスが、米アカデミー短編実写映画賞候補になった18分の短編ドラマ「Cashback」(04)をベースに作り上げた初監督作「フローズン・タイム」(1月26日公開)は、「映画の中で時間を“フリーズ”させたら、どんな物語と映像が生まれるだろう?」という写真家ならではの単純な発想から生まれたロマンティックなラブストーリー。来日したエリス監督に話を聞いた。

失恋のショックから眠れぬ夜が続いた美大生のベン(「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のショーン・ビガースタッフ)は、スーパーマーケットの深夜勤務のバイトに就く。いつしか彼は時間を止め、年上のレジ係シャロン(「戦場のピアニスト」のエミリア・フォックス)の横顔をデッサンするのだった。

スーパーマーケットでの“フローズン・タイム”では、マネキンのような完璧なプロポーションの美女たちが、デッサンの練習で描くオブジェとなる。エリス監督の分身とも言える主人公は、ブラウスやスカートを脱がせ、女性特有のウェイビーな髪、ウェストのくびれ、丸みを帯びたヒップやバストを美しく描写する。

エリス監督は「女性が好きなんだ。これまでの作品全てにおいて、女性たちから多くのインスピレーションを得てきた」と語る。主人公の行為は実社会なら犯罪に等しいが、「女性たちが後で自分の裸をデッサンされたと気づいたとしても、美しいデッサンなら悪い気はしないと思うんだ(笑)」と、絶対的な美こそが肝要だと力説する。

ファンタジックな映像に心ときめく“フローズン・タイム”の撮影法についてはよく質問されるそうだ。「予算が少なかったので、ラストの雪が降る場面しかCGIが使えなかった。でも、元々はCGIなしでやってしまうつもりだったんだ。ガラス板の1枚に雪の絵をペインティングして、さらに1枚、もう1枚と置いてその間を俳優が歩くように考えたんだね。大問題は撮影が夏だったこと。一晩で撮影しなければならなかったが、暗闇になる夜は4時間のみ。夏の夜の光は違うし、ガラス板を設置する時間がなかったので、結局、CGIに任せたんだ。本心ではカメラだけで撮影したかった。その方がリアルだからね」

エリス監督は現在37歳。映画監督になる夢を持ち続けてきたという彼は、幼い頃から「エイリアン」「ロスト・ハイウェイ」「エレファント・マン」「アラビアのロレンス」「ライアンの娘」といった大好きな映画から常にイメージをハンティングしているそうだ(ハーパース・バザー誌でデビッド・リンチとのコラボでファッション写真を発表している)。「アイデアは無尽蔵だ」と自負する。

そんな彼の長編第2作は、映画「ブラザーズ・グリム」「300/スリーハンドレッド」、TV「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」のレナ・ヘディ主演作で、エドガー・アラン・ポーの短編小説からインスパイアされたスリラー「The Broken」(今年のサンダンス映画祭に出品)。「2年前から準備をかけたので、よりビジュアライズされた映画になる」と語っていた。

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