ピクサー09年公開作は、「ドン・キホーテ」の翻案?
2007年12月28日 12:00
[映画.com ニュース] ピクサー・アニメーション・スタジオの新作「Up」(09年6月12日全米公開)が、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」の翻案であるという噂を、 米ピクサー情報サイトUpcoming Pixarが報じた。
「Up」は、来夏全米公開の「WALL・E/ウォーリー」(アンドリュー・スタントン監督)の次に公開されるピクサー作品で、「モンスターズ・インク」のピート・ドクターが監督を務めている。
ストーリーについては、70代の老人男性が、森林警備隊の若い女性と世界を股にかけて冒険活劇を繰り広げる、という基本設定しか発表されていないが、同サイトは、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスによる古典的小説「ドン・キホーテ」との類似点を指摘。また、ディズニーが過去数10年間にわたり、「ドン・キホーテ」の映画化を画策してきた経緯があることから、ディズニー傘下となったピクサーが「ドン・キホーテ」の映画化を手がけても不思議はない、と推測している。
ちなみに、セルバンテスの「ドン・キホーテ」は、自らを伝説の騎士と思いこんだラ・マンチャ出身の主人公ドン・キホーテが痩せこけた馬ロシナンテに乗って、従者サンチョ・パンサと共に旅に出るという物語である。なお、Upcoming Pixarは、英語版ウィキペディアの投稿記事を元にしているが、同記事はすでに削除されている。