「パディントン・ベア」を「ハリポタ」製作者が実写映画化!
2007年9月18日 12:00
[映画.com ニュース] 米バラエティ紙が伝えるところによると、絵本やぬいぐるみでおなじみの「パディントン・ベア(Paddington Bear)」が、「ハリー・ポッター」シリーズのプロデューサー、デビッド・ヘイマンによって実写映画化されることになった。スタジオも、同じワーナー・ブラザース。脚本は「Mr.ビーン」シリーズ最新作「Mr. Bean's Holiday」のハーミッシュ・マッコールが執筆する。
原作は、イギリスの作家マイケル・ボンドの同名児童文学シリーズ。南米ペルーからやって来たクマが、ロンドンのパディントン駅でブラウン夫妻のファミリーと運命的に出会い、一緒に暮らしてから巻き起こるさまざまな騒動が描かれるという内容。1958年から79年まで全11巻が刊行され、世界30カ国以上で翻訳されている。クラッシュハットを手放さないクマは、「テディベア」や「クマのプーさん」と並ぶ人気者だ。
プロデューサーのヘイマンは「パディトン・ベアは世界中で愛されてきたキャラクター。数年にわたり映画化を願ってきた。マイケル・ボンドの本にはウィットと驚きと愛らしさがある。パディトン・ベアの物語は、ロンドンへたどり着いた移民のクマが本当のファミリーを見つけようとする話なんだ。大好きなのはコメディとしてのユニークな語り口だよ」と語る。
これまでもアニメーションとして何度も映像化されてきたが、今度は実写映画化。特定の1巻を原作とするのではなく、シリーズ全体からユニークなエピソードがピックアップされ、描かれるという。「スチュアート・リトル」のようにCGIで造形された「パディントン」が活躍する実写ドラマになるはずだ。