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反骨の日系人画家ジミー・ミリキタニ、自身のドキュメンタリー映画で来日

2007年8月15日 12:00

今では孫とおじいちゃんのような関係 (左から)自身の絵を掲げるジミー・ミリキタニ、 リンダ・ハッテンドーフ監督「ミリキタニの猫」

今では孫とおじいちゃんのような関係
(左から)自身の絵を掲げるジミー・ミリキタニ、
リンダ・ハッテンドーフ監督
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[映画.com ニュース] 米国生まれで広島育ちの日系人画家ジミー・ツトム・ミリキタニの生き様を追ったドキュメンタリー「ミリキタニの猫」。8月14日、東京・新橋のヤクルトホールで開催された本作の試写会で、来日したリンダ・ハッテンドーフ監督が舞台挨拶を行った。

ジミー・ミリキタニは、1920年にカリフォルニア州に生まれ、幼少期を広島で過ごした後、18歳で画家を志して渡米。しかし、第2次世界大戦が勃発すると、米国籍を持ちながらも日系人であるためにカリフォルニア州北部のツールレイク強制収容所に送られ、そのことを不服としたジミーは、米政府への反発から自ら市民権を放棄する。01年9月11日の同時多発テロの際、ニューヨークの路上で絵を描いて暮らしていたジミーをリンダが自宅に招き入れ、そこからジミーの新しい人生が始まる。

監督は「ジミーの平和とアートへの貢献度に感心した。決してアメリカのメインストリームに出てこない歴史を、目に見える形で残そうとしている彼の気持ちに動かされた」と本作を手掛けた動機を語り、「強制収容所に入れられてから約60年という長い間、彼が人に対して抱いてきた不信感を、信頼感に変えるには長い時間が必要だった。私は忍耐強いところがあるかもしれないけど、ジミーもそんな私を『タフな女だ』と言うんです(笑)」と製作の苦労を明かした。

舞台挨拶の最後には、来日していたジミー本人が登場。マスコミの前で語ることを嫌うというジミーは、映画に対する思いなどは一切語らなかったが、「ツールレイク強制収容所で一緒だった、今は亡き荒貞夫先生の歌を聞いてください」と切り出し、歌手・荒貞夫の「男は泣かず」をマイクなしで朗々と歌い上げた。その歌に込められた思いは、本人が語らないので察するしかないが、そんなジミーに観客は温かな拍手を送った。

ミリキタニの猫」は9月8日公開。

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