スコセッシ監督とデ・ニーロがギャング映画で9度目のコンビ!?
2007年6月21日 12:00
[映画.com ニュース] 先日、「ヒート」以来となるアル・パチーノとの再共演作「Righteous Kill」のニュースが発表されたばかりのロバート・デ・ニーロが、監督作「グッド・シェパード」のPRで世界中を回っていた時、しきりに力説していたのが「マーティ(スコセッシ監督)と10本組む」という大きな願望。そして、どうやら彼の悲願成就まで“残り1本”になりそうだ。というのも彼が、スコセッシ監督と9度目のコンビを組むクライムムービー「フランキー・マシーン(Frankie Machine)」を製作準備中であることが明らかになったからだ。
同映画は、ドン・ウィンスロウのベストセラー小説「The Winter of Frankie Machine」を原作にしたもので、映画化権を得たデ・ニーロのプロダクション、トライベッカによって製作される。もちろん主役はデ・ニーロ自身。6月19日の米映画ニュースサイトDeadHollywoodDaily.comによれば、「スコセッシは監督としてパラマウント映画と契約した」という。「オーシャンズ13」の脚本家コンビ、ブライアン・コッペルマンとデビッド・レビーンが脚色した撮影用台本はこんな物語になるらしい。
雇われヒットマン稼業から足を洗ったフランク・マキアンノ、別名フランキー・マシーン(デ・ニーロ)は、サンディエゴで新しい生活を始める。スリルにあふれたマフィアの生活から遠く離れた海辺の生活は、ベトナム帰還兵だった62歳の男にとって平穏なものになるはずだった。しかしある日、昔の仲間が“借用証”を持って現れる。ロサンゼルス・マフィアのボスに呼ばれたフランキーは、近く行われるデトロイト・マフィアとの“一戦”でバックアップ要員に頼まれるが……。
デ・ニーロが出演した過去のスコセッシ監督作には、「ミーン・ストリート」「タクシードライバー」「ニューヨーク・ニューヨーク」「レイジング・ブル」「キング・オブ・コメディ」「グッドフェローズ」「カジノ」の8本がある。最近デ・ニーロが出演したアメリカン・エキスプレスのCFも、スコセッシの監督作だ。