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製作費はたったの10万円!異色のロードムービー「まだ楽園」

2006年5月16日 12:00

今後が期待される佐向大監督「まだ楽園」

今後が期待される佐向大監督
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自主製作ながら、映画評論家・樋口泰人氏らの強力なプッシュにより、劇場公開に漕ぎ着けた、ありきたりのようで、ありきたりではない異色ロードムービー「まだ楽園」。映画のパブリシティの仕事をしながら、 製作費約10万円で本作を撮りあげた佐向大監督に話を聞いた。

本作は2人の男の車での旅が淡々と描かれるという典型的なロードムービーの顔をみせつつも、後半、見事にその典型を裏切り、独特な味わいを醸し出す異色作。「基本的にはロードムービーが好きなんですよね。それでも(ビム・)ベンダースや(ジム・)ジャームッシュというよりは、マイケル・チミノの『サンダーボルト』、テレンス・マリックの『地獄の逃避行』、モンテ・ヘルマンの『断絶』あたりの70年代のアメリカン・ニューシネマですね。日本だと『野良猫ロック ワイルド・ジャンボ』の藤田敏八とか神代辰巳あたりが好きですね。やっぱりあの年代の映画への憧れがあるんですね」と語る佐向監督だが、製作から劇場公開への道のりもこの映画同様独特なものだったようだ。

「本当はあまり良くないんだろうけど、仕事関係やら家族・友人やら身の回りの人間を総動員して作ってしまったんですね。それで、幸運にも宣伝の仕事をしていた関係で映写室を借りることができ、そこにライターさんを呼んで、作ったものを観てもらったんです。それからさらにビデオを送ったりして口コミで拡げていただきました。初めに声をかけていただいた樋口さんには本当に頭が上がらないですね」

作品自体については「『(今の世の中が)9・11後の世界ということ以前に、世界が終わりつつあるということを漠然と考えていて、そういった中で、自分たちが生きている』ということを表現出来ていれば」と語る。また、本作品においては、自分の作品を「宣伝」しているが、「自分で自分の作品を売り込んでいる就職活動のような感じですね(笑)。本当は自分の作品を宣伝するのは、もっと楽だと思っていたけど、自分で自作を誉めるという行為が胡散臭いというか、つらかったですね。それでも今回は、とりあえず作ったあとで、樋口さん始め、色々な方に盛り上げてもらいました。本当に皆さんに感謝です」と感慨深げに話していた。「まだ楽園」は東京・池袋のシネマ・ロサにてレイトショーで公開中。

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