角川春樹復活第2弾「蒼き狼/地果て海尽きるまで」
2006年4月4日 12:00
興収50億円突破の大ヒットとなった「男たちの大和/YAMATO」に続き、角川春樹が復帰第2弾として手掛ける日本・モンゴルの合作映画「蒼き狼/地果て海尽きるまで」の製作発表記者会見が、3月29日、東京・虎ノ門のホテルオークラで行われ、製作の角川春樹、千葉龍平(エイベックス・エンタテインメント)、原作の森村誠一、プロデューサーの岡田裕、そして角川春樹とは原田知世主演の「早春物語」(85)以来のコンビとなる澤井信一郎監督らが登壇した。
同作は井上靖の「蒼き狼」(新潮文庫)と森村誠一の「地果て海尽きるまで」(ハルキ文庫)の両原作を元に、約30億円の製作費をかけ、モンゴルの英雄チンギス・ハーンの人生を描く超大作。角川春樹は「『男たちの大和』は日本マーケットを意識したが、今回の作品は日本の興行記録云々ではなく、初めから世界のマーケットに照準を合わせている」と話し、モンゴルとの合作ということで、大相撲・横綱の朝青龍が応援団長を務めることも明かした。
主演のチンギス・ハーンには「男たちの大和/YAMATO」に引き続いて反町隆史がキャスティングされているが、映画はチンギス・ハーンを巡る3人の女性(母親、妻、側室)からの視点で描かれる作品になるという。「蒼き狼/地果て海尽きるまで」は07年春、松竹系にて公開。