ラス・メイヤーの伝記映画をロブ・コーエンが監督
2005年12月13日 12:00
セックス&バイオレンス映画の帝王ことラス・メイヤー監督についての伝記「Big Bosoms and Square Jaws: The Biography of Russ Meyer, King of the Sex Film」(ジミー・マクドナフ著)の映画化を、「トリプルX」のロブ・コーエン監督と、元レボリューション・スタジオのトッド・ガーナーが手がけることになった。コーエンは監督も担当するという。米バラエティ誌が報じたもの。
メイヤー監督は、1922年、カリフォルニア州オークランド生まれ。カメラマンとして「プレイボーイ」誌などで活躍した後、59年、自主製作映画「インモラル・ミスター・ティアーズ」で監督デビュー。「女豹ビクセン」(68)、「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」(66)、「ワイルド・パーティー」(70)、「パンドラ・ピークス」(01)など全26作品を監督。ポップでスタイリッシュなその作風は、ポルノ映画の枠を超えた娯楽作品として世界中のクリエイター達に熱狂的に支持され、ジョン・ウォーターズやクエンティン・タランティーノ、マイケル・ウィンターボトムなど、多くの映画監督に影響を与えた。3度の結婚・離婚を経験しているが、子供はいなかった。04年9月18日、ロサンゼルス市内の自宅で肺炎に伴う合併症のため死去した。享年82歳だった。