伊丹十三の幻のフィルムが発見!
2005年12月13日 12:00
97年に他界した伊丹十三監督の幻のデビュー作「ゴムデッポウ」のフィルムが発見され、12月27日に特別上映イベントが開催されることになった。
「ゴムデッポウ」は62年、“伊丹一三”と名乗っていた当時29歳の伊丹の初監督作品で、伊丹が住んでいた麹町の自宅を舞台に、伊丹自らが出演し、友人たちと自作ゲーム“ゴムデッポウ”の腕を競う日常風景を描いたもの。63年に新宿のミニシアター系劇場で公開され、64年に赤坂の草月会館で「砂の器」と併映されたのを最後に40年以上も眠っていた本作が、新潮社「考える人」編集部が単行本「伊丹十三の本」を編集するにあたり、伊丹の湯河原の自宅を訪問した際に発見され、今回の特別上映となった。特別上映には、伊丹の妻であった女優の宮本信子も登場予定。詳細は新潮社サイトで。