大友克洋最新作、製作資金をファンドで募る
2005年11月8日 12:00
「AKIRA」「スチームボーイ」などで世界に注目される大友克洋監督が、最新作として劇場用実写映画「蟲師(むしし)」に取り組むことがわかった。「蟲師」は、漆原友紀の同名人気コミック(講談社刊)が原作。明治時代後期を舞台に、人には見えない命の根元である“蟲”を感じることのできる主人公が事件を解決していくSFファンタジー。すでにTVアニメも放映され、人気を博している。実写映画版ではオダギリジョー、江角マキコが主演し、来冬以降に公開予定。大友克洋の実写映画は、91年の「ワールド・アパートメント・ホラー」以来2作目になる。
なお、本作はジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社(JDC信託)が新たに組成した「開発型のファイナンス・スキーム」を適用。信託ファンド「シネマ信託~蟲師~」により、約10億円の総製作費のうち、製作費約2億6000万円、配給経費約3億7000万円を調達するという。ファンドの募集は来春で、1口5万円~10万円を予定してるという。詳細は下記JDC信託のサイトで。