「大停電の夜に」キャストは豪華。でも足りないものは?
2005年11月1日 12:00
クリスマス・イブの東京が大停電に見舞われ、それをきっかけに発生する男女12人のドラマを描いた群像劇「大停電の夜に」。第18回東京国際映画祭のクロージング・ナイト上映に先立つ10月26日、六本木アカデミーヒルズで会見が行われた。
会見には、監督とプロデューサー以下、豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力、香椎由宇、田畑智子、宇津井健と豪華なオールスターキャストが勢揃い(映画にはさらに本郷奏多、淡島千景が出演)。その面子を眺めながら源孝志監督が「改めてこの方々と仕事をしたんだなと幸せを感じる。出演者それぞれが輝いている映画になっていると思う」と挨拶し、会見がスタートしたが、登壇者が大人数で外国人記者向けに全ての発言を通訳する会見だっため、時間が足りないという事態に。これだけのキャストを揃えたにも関わらずもったいない話だが、それでも各々が役柄に寄せる想いを語り、「映画同様、大停電が起こったら何をするか?」との質問には、宇津井が「私の役は長年連れ添った妻に突然思いもかけない告白をされる役だが、私も結婚して40数年、妻にいろいろと告白しなくてはいけないことがあるので、これ幸いに告白したいと思います」と答えて会場を沸かせていた。11月19日全国ロードショー。